「あの人はすごい、それに比べて自分は…」
「まぁあの人よりか自分はマシだな」
何かにつけて人は他人と比べたがりますが、
はっきり言ってメリットがひとつもないどころかデメリットしかありません。
比べるべきはいつも過去の自分です。
「以前はこれができなかったけど、今はこれができるようになって成長した」
「以前はこういう風にしか考えられなかったけど、今は違うところから考えられるようになった」
過去の自分と比べ、
成長したところを探しそれを認めてあげることで、
自己肯定感が上がります。
他人と比べ出すと、
相手が自分よりも優れていると感じた場合、
自分は劣等感を感じ、
自分はダメだと自己肯定感が下がります。
反対に相手もよりも自分が優れていると感じた場合、
優越感を感じると思いますが、
これは相手を自分よりも下だと見下していることになりますので、
決して豊かな・幸せな考え方とは言えません。
つまりどちらの考えもメリットはないのです。
小さい時にテストで良い点数をとって親に見せた際に、
「〇〇ちゃんはもっと点数が良かったみたいよ」
などと言われた経験はないでしょうか?
こういうことを言われて育った人は、
常に他人と比べて少しでも自分が相手より良い状態でないといけないと思うようになります。
そして相手より良い状態であればまだマシなのですが、
毎回相手よりも良い状態とは限りません。
相手に比べて自分が劣っていると感じた場合は、
自己肯定感が下がり、
劣等感にさいなまれます。
そもそも他人よりも全て自分のほうが優れていることなんてあり得ません。
それぞれに得意なことが違うように、
苦手なことも違います。
もし自分が何かが苦手でそれに対して劣等感を感じているのであれば、
それは得意な人に任せたら良いのです。
そして変わりに自分は得意なことをやってあげれば、
お互いがハッピーだと思うのです。
何かひとつのことを切り取って他人と比べても、
人は色々な側面を持っていますので、
正確な答えはでません。
何かが天才的に得意な人は、
何かが全くできなかったりします。
個人的に人の総合的なパラメーターは大して変わらないと思っています。
仮に全部で100とした場合、
それをそれぞれに振り分けているように思います。
当然人によって振り分け方が異なるので、
得手不得手も違うだけではないかと思っています。
もし全員が同じことが得意で同じことが苦手だったら困りますよね。
自分が得意なことはやってあげる、
苦手なことは人にお願いする、
そしてお互いに感謝する。
このほうが自分は劣等感を感じることなく、
むしろ他人から感謝されて幸福度が上がります。
何でもかんでも自分でする必要はありません。
他力本願とは本来このように他人の力を上手に借りつつ、
自分にできることは他人にしてあげることで、
本来の願いを叶えるということだと思うのです。
自身の願いを叶えるには他力が必須
「海外旅行に行きたい!」
「お金持ちになりたい!」
あなたが叶えたいと思っている願いは、
少なからず誰かが関わっているはずです。
海外旅行に行くには飛行機を操縦してくれる人、
ホテルに泊まる準備をしてくれる人が必須です。
お金持ちになるにはあなたにお金を払ってくれる人が必須です。
自分の願いを叶えるのに他力が必須であれば、
進んで他人の協力をすることが自身の願いを叶える近道になるとも言えます。
日々他人と比べず過去の自分と比べ、
そして出来る範囲で他人の役に立つことをしていけば、
自ずと幸せになることができます。
是非日々実践してみてください、
本日も最後までお読みいただきありがとうございました(__)