以下の記事では在庫を持たずに販売ができる無在庫販売のメリットについておすすめしました。
しかし当然ですがメリットばかりではありません。
コインのように裏があるから表があるわけで、メリットがある以上デメリットも必ず存在します。
今回は無在庫販売のデメリットと、在庫を持って販売する有在庫のメリットとデメリットについて解説していきます。
無在庫販売のデメリット
無在庫販売のデメリットを挙げる前に、もう一度メリットを整理したいと思います。
【メリット】
①在庫を抱えるだけの資金が不要
②在庫を保管する場所が不要
③不良在庫を抱えるリスクがゼロ
予め在庫を持たなくてよいので、資金も保管場所も不要という点があります。
これらのメリットは、在庫数が多くなってくると非常に大きく影響してきます。
売上を伸ばすためには在庫が必要
↓
在庫を抱えるには資金と保管場所が必要
↓
それらを用意できないと売上を伸ばすことができない
無在庫販売は在庫が不要なので、資金がなくても売上を伸ばすことができます。
なかなかの強みですよね。
では無在庫販売はよいことばかりなのでしょうか?
実は在庫を持たないということは、デメリットにもなりえるのです。
【デメリット】
①商品が売れた際に、在庫がない場合がある
②商品が売れた際に、在庫の値段が変わっている場合がある
③販路(プラットフォーム)が少ない
無在庫販売では在庫管理が重要になります。
在庫管理がしっかりとできていなければ、仮に売れても発送ができないという状況になります。
しかし自分自身がいくら日常的に在庫管理をきちんと行っていたとしても、いざ商品が売れて仕入れをしようとした際に、仕入れ先が何らかの理由で在庫を持っていなかった場合はどうしようもありません。
さらに何らかの理由で、出品時よりも仕入金額が変わっているということもあり得ます。
売れたのはいいが仕入金額が高くて赤字だった、なんてこともありえるのです。
さらに国内のオンラインショッピングモールやフリマサイトでは基本的に無在庫販売を禁止していますので、販売できるプラットフォームも少ないのが現状です。
在庫を持たないということはメリットもあるのですが、同様にデメリットでもあります。
有在庫販売のメリットとデメリット
では次は予め在庫を持って始める有在庫物販のメリットとデメリットについてですが、基本的には無在庫販売のメリットとデメリットが逆になったと考えていただけると良いかと思います。
【メリット】
①在庫切れの心配がない
②仕入れ値に合わせて値付けができる
③販路(プラットフォーム)が多い
当然ですが、予め在庫を持って販売を行いますので在庫切れという心配はありません。
加えて仕入れ値が変動したとしても、その価格に合わせて販売価格を設定できますので、売れたけど赤字だったという心配もなくなります。
さらに基本的には各オンラインショッピングモールもフリマサイトも在庫を持って販売することを前提としていますので、出店できる場所(販路)が多いです。
出店できる場所が多いということは、それだけ売れる確率が上がるということですので、売上アップも見込むことができます。
これらの理由により、売上を大きく伸ばしたいという方は無在庫販売よりも有在庫販売のほうが適しています。
では次に有在庫販売のデメリットについてです。
【デメリット】
①在庫を抱えるだけの資金が必要
②在庫を保管する場所が必要
③不良在庫を抱えるリスクあり
要は無在庫販売と逆ですね。
在庫を持つということは、事前にそれを仕入れるだけの資金と保管場所が必要になります。
加えてもしそれが売れなかった場合は、赤字での損切りか在庫処分をしないといけません。
売上が大きくなってくると、資金も場所もそれなりに必要になってきますので、専業としてされる方も多くなってきます。
結局無在庫と有在庫はどちらがよいのか?
結論からお伝えすると、最終的にどこを目指すかによって変わります。
どちらもメリットとデメリットがありますので、無在庫販売だけ行うもよし、有在庫販売だけでもよし、どちらも行うのもよしです。
ちなみに僕は現在はどちらも行っています。
理由としてはお互いメリットとデメリットが違うからです。
どちらも行うことで、お互いのメリットを享受しつつ、デメリットを緩和させることができますので、今はこのスタイルに落ち着きました。
僕はサラリーマン時代に副業で物販(有在庫)に取り組んだのですが、もし僕が今から副業で物販を始めるならば確実に無在庫販売からスタートします。
そして今から副業で物販をされる方にも無在庫販売をおすすめします。
やはり最初は在庫を持たずに始めるほうがリスクも低いのでよいです!
理由としてはやはり資金が不要で在庫を持たなくてよいという点です。
これは本当に大きなメリットです。
もちろんデメリットもあるのですが、それよりもメリットのほうが断然大きいです。
以下に人によってどちらから始めるべきか、僕なりの意見を記載したいと思います。
【無在庫販売がおすすめの方】
今から副業で物販を始める方
資金がない方
なるべく外注化して手を空けながら副業で稼ぎたい
【有在庫販売がおすすめの方】
在庫切れが怖い
資金がある程度あり、複数販路で売上を立てたい方
【無在庫販売+有在庫販売がおすすめの方】
将来的に専業として生活できるくらい稼ぎたい方→有在庫+無在庫
お互いの良いとこ取りをしたい方
副業初心者の方は無在庫販売、それ以外は有在庫販売という感じですね。
どちらの手法も日々コツコツ続けていけば、毎月5~30万くらいは稼げるようになります。
僕の場合は有在庫からスタートしましたが、本業から帰宅後の1~2時間の作業で3か月目で月利20万を超えました。
今では専業ですが、外注化したり仕組化してそれ以上に数字はでています。
おすすめの無在庫販売の販路
前回の記事でも記載しましたが、多くのプラットフォームは無在庫販売を基本的に禁止しています。
しかしその中でも条件を満たせば無在庫販売が可能なところもあります。
その中でも僕がおすすめしているのはebayです。
上記の記事を読んでいただければわかりますが、無在庫販売にこれ以上向いている販路はないと思います。
副業初心者の方には無在庫販売をおすすめしていますので、まずはここから始めるとよいでしょう。
(ebayの具体的な始め方やおすすめの進め方は公式ラインで紹介しています)
おすすめの有在庫の販路
有在庫で始めるのであれば、やはりAmazonでしょう。
メリットは多く存在していますが、何と言っても商品が売れたらAmazonが配送と顧客対応を代行してくれるFBAは、副業で使える時間が限られている方には強力なサービスです。
FBA→商品を予めAmazonの倉庫に送っておくことにより、売れたらAmazonが発送とその後の顧客対応を代行してくれるサービス
Amazonはebayに比べるとユーザー数は少ないですが、それでも商品の回転速度は国内一だと思います。
本当にすぐ売れます…!
僕は副業で有在庫物販から始めましたが、その当時からFBAを利用し、専業になった現在でもFBAを利用しています。
一日に何十件と注文が入ったものをすべて自分で発送するのは大変ですからね…。
楽天等でもFBAと同じようなサービスを利用できますが、Amazonは月額の登録料も5,000円ちょっとなので利用しやすいと思います。
(楽天はもっと高いです…)
物販は再現性が非常に高いので、最初に取り組む副業としてはよいと思っています。
そして最初は在庫を抱えるリスクがない無在庫販売から始めるとなおよいと思います。
次の記事では実際にどのような商品が売れていて、いくらくらい利益が出るのかについて解説したいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。