どうも、複業中のひろしです。
本日はコンサル生からよく頂く質問の
「売れ筋の商品のはずなのに商品がなかなか売れずに困っています」
という質問に対して解説したいと思います。
その価格設定、本当に合ってますか?
特に初心者の方に多い質問なのですが、皆さん意外と相場の価格を読めてないです。
どうしても「自分の売りたい価格」で出品している人が多いです。
中には「最低これだけは利益がほしいので」という意見もあります。
でもよく考えてみてくだい、実際にお金を出して購入するのはあなたではないのです。
当たり前のことですが、これが理解できていれば値付けは間違いません
フリマサイトであれば過去の落札相場から、
アマゾンであればkeepaを参考に値付けをされる方がほとんどだと思いますが、
「高く売りたい・少しでも儲けたい」
という気持ちが前面に出た値段設定をされている方が多く、
結果として売れずに困るというパターンがよくあります。
商品ページを見せてもらえますか?とお尋ねして実際に見せてもらうと、
ほとんどの方が相場よりも高い値段で出品されています。
ご本人は「相場を見て設定しました」とのことですが、
個人的には「これは売りたい価格の間違いでは?」と思えてしまいます。
売れる値段で素早く売ることのメリットについて
たしかに利益を取りたいがために値段を高く設定する気持ちは理解できます。
しかし本当にそれがトータルでプラスになるのでしょうか?
実は「売れる値段で商品をひたすら回転させる」ほうが最終的に大きな金額が手元に残るのですが、
初心者の方はこれに気づけていない方が多いです。
木を見て森を見ず、目先の利益を求めすぎるあまり全体の仕組みを見ていない方ほど一商品を高く売ろうとされている印象を受けます。
ではなぜ多少低い価格でも売れる値段にするのが良いのか?についてですが、
・商品を回転させることにより多くの商品を販売できるので結果的に売上が伸び粗利も伸びる
これだけです。
仕入れた商品を即販売、現金化→その現金で再び仕入れ、即販売、現金化→以下繰り返し
これを繰り返せば一商品は多少薄利でも売上という分母が大きくなりますので粗利も比例して大きくなります。
ですが皆さんひとつの商品で利益を最大限取ろうとしてなかなか売れず、
結果的に商品も回転せず売上も大きくならない、悪循環に陥っているパターンが多いです。
損切りは本当に損なのか?
同様の事が損切りにも言えます。
「損したくない」が為に損切りができず、結果トータルで見たときに損をしていることがあります。
「失敗したくない・損したくない!」
そう思うが故に気づかないうちに損していることがありますが、大抵の人はここに気づいていません。
損したくない!と思う時点で損をしています
では例を挙げてみましょう。
・1000円で購入した商品が1ヶ月間売れなかった→
①1ヶ月後に損切りで売れる値段(1000円以下)で販売→売れた
②絶対に損をしたくないので1000円以上で販売を続ける→まだ売れない
②の場合は当然ですが売れていないので現金化できず商品の請求だけきます。
①の場合は1000円以下で赤字ですが、現金化して現金を回収できます。
②は赤字ですが、この回収した現金で次の仕入れを行うことができます。
ここがポイントですが、
回収した現金で次の商品を仕入れて販売し利益がでれば損切りした商品を含めてもプラスにできるかもしれません。
(仮に次の商品で出来なかったとしても、その次の商品を売ることで回収できると思います)
そしてこの商品が売れたことで現金化でき、次の商品の仕入れ代に充てることができます。
逆に①はずっと商品として存在し続けるので、現金として回収できないので次の商品の仕入れに充てることができません。
売れない商品をいつまでも在庫として抱えておくことのメリットは何もないと思って頂いて構いません。
在庫とは言い換えれば罪庫なので早くさばきましょう。
トータルでプラスになればよい
そもそもひとつひとつの商品で利益を出そうと考えると売れる値段で売れず、
損切りもできなくなります。
しかし商品は一つではなく複数ありますので、プラスの商品やマイナスの商品があり、
トータルでプラスになるようにすれば何も問題ないと思います。
大手の薬局や電化製品店でも商品によっては赤字覚悟で販売している商品がありますので、
一個人が取り扱う商品で赤字がでないようにするのは不可能だと思います。
全商品がプラスになることはまずあり得ないと思って頂いて良いです
利益率が高いものも低いものも赤字のものも、色々あって良いと思いますしそれが普通です。
今まで損切りや値下げに対して抵抗があった方は少しだけ考え方を変えてみてください。
売れる値段で売るということは購入される方も気持ちよく出せる金額だと思いますので、
考え方によっては相手にとって良いことをしているとも考えられると思います。
そしてその方が次回またあなたの他の商品を購入してくれるかもしれません。
少しだけ見方を変え、長く広く、お互いが得する形を考えて販売をしていくと最終的に大きな数字が出せるようになります。
買い手があっての商品であり利益です、そこを忘れなければ上手くいきますよ(^^
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