日本人に多い傾向だと思うのですが、
何かをする際に
・完ぺきにしないといけない、100点でないといけない
と思う人が多いように感じています。
ですが果たして自分一人で完ぺきになどできるのでしょうか?
人には長所があるように、短所があります。
言い換えれば、
短所が存在するから長所が存在できるのです。
※短所は一般的には悪いように言われていますが、
個人的にはただの特徴だと思います。
短所がなければ長所がないということは、
短所がなければその人の良いところがなくなるということです。
そして短所と長所はコインの裏表と同じで、
どちらもそれが存在するには欠かせません。
同様に完ぺきとは、
不完全なところがない状態ではなく、
むしろそれを含んだ状態だと思うのです。
欠点がない状態はコインの裏面がないようなもので、
それこそ不完ぺきだと思います。
この絵本はご存知でしょうか?
自分に欠けているピースを探しに行くお話なのですが、
実際に見つけたところ…。
続きは是非一度読んでみてください。
みんな違ってみんないい
人は自分が得意なことと、
苦手なことがあります。
苦手なことは決して悪いことではなく、
それが存在するから得意なことがあるわけです。
人はそれぞれ得手不得手が違います。
仕事でもそうですが、
それぞれが得意なことをして協力していけばいいだけだと思います。
それだけで職場の人間関係も良くなるはずです。
人は長所と短所があるからこそ完ぺきな存在だと思います。
学校教育では100点満点が完ぺきとされていましたが、
いつも100点を取れる人は少ないですし、
そのような人が社会に出て成功しかしていないかと言えばそうではありません。
人は何かをすれば、
何かを得れば、
何かになれば完ぺきになれると思っているようですが、
そもそも現時点で完ぺきな存在ですので、
仮にそれらが手に入っても・達成しても完ぺきになれることはありません。
むしろあなたは既に完ぺきな状態ですので、
今からそれに改めて「成る」ことはできません。
人が完ぺきを目指してもなれない理由はここにあると思っています。
(既にそうである状態に改めて成ることはできないですよね)
そしてあなたが既に完ぺきであるように、
他人も既に完ぺきなのです。
・あの人はあれができないからダメだ
・あの人はこういうところが良くない
前述の通り人は短所と長所を持っていますので、
短所を探せば必ず見つかります。
人の短所ばかりを見てとやかく言う人は、
決して豊かな考え方とは言えません。
短所があるからこそ長所があるのですから、
人の良いところを見るようにすることが大切です。
量子論の世界では「意識しているものが拡大する」という法則があります。
あなたが人の長所にフォーカスすることができればそれが拡大しますので、
その人が良い人になったように感じます。
(実際にはその人は変わっていません、変わったのはあなたの意識です)
逆に人の短所ばかりを指摘する人は、
そこにフォーカスしていることになりますので、
短所が拡大し、
自分がずっと嫌な気持ちを抱えることになります。
私も完ぺき、あなたも完ぺき
そう思えるようになると、
まず自分を許せるようになります。
自分を許せるようになると、
不思議と他人も許せるようになります。
そこで人間関係が変わってきます。
(あなたも自分を許してくれる人と一緒にいたいですよね)
必要なことは完ぺきになることではなく、
既にあなたは完ぺきだったと知ることです。
そして同様に他人も既に完ぺきですので、
完ぺき同士お互いを尊重し合っていけば無駄な争いも起こらないと思います。
是非一度試してみてください、
きっと穏やかな気持ちで過ごすことができますよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました(__)