ebayでは出品時に売価を設定しますが、それとは別にオファー価格というものを設定できます。
考え方や設定金額次第では売上げに直結しますので、売価設定に慣れていないうちは積極的に設定しておいたほうが良いと思います。
オファーの依頼がきて商品が売れることはよくありますので、上手に使うことをおすすめします
ここでは上手なオファーの設定の仕方と考え方について解説していきます。
(※最後に裏メリットも紹介しています)
ebayのオファーとは
そもそもebayでは2種類のオファーがあります。
①自分からバイヤーに対してオファー価格を送る
②バイヤーからオファー価格の相談をうける
今回の説明は②のオファー価格を受ける際についてです。
ebayでは商品を出品する際に出品価格とは別に、「それよりも低い金額でも商品を販売しますよ」というオファー価格を設定することができます。
海外では値段交渉はよくある話ですね
オファー価格を設定すると、商品ページに以下のようなボタンが表示されます。
ここから価格交渉を受け付けてますよ(多少値下げしても売る気がありますよ)とバイヤーにアピールすることができます。
オファー価格は設定しておくべきか?メリットとデメリット
オファー価格を設定するということは、オファーがきて売れやすくなる半面、デメリットも存在します。
【メリット】
・オファー価格を設定することでバイヤーから交渉を受けやすくなり、オファーを設定しない状態よりも売れやすくなる
・無在庫販売においてはもうひとつ裏メリットがある(後述)
【デメリット】
・適切な売価設定であっても、少しでも安く買いたいと思うバイヤーから交渉を受けることで値引きした金額で販売することになる
売れやすくなる半面、思うような金額で売れなくなる恐れもあるということですね。
ここは考え方次第ですが、個人的には初めて間もない頃や、相場感がわからないうちはオファー価格を設定しておくほうが良いと思っています。
この金額以下では売りたくない!というケース以外は、設定しておいても損することはありませんからね
オファーの価格設定における考え方
そもそもオファー価格を設定する理由としては、
・売価以下でも売りたい
・まずはバイヤーにアクションをとらせたい
このような理由のはずです。
しかしいくら値下げして販売するといっても限度がありますよね。
あまりにも低い金額設定をすると、冷やかしのようなオファーもきますので注意が必要です
ではどのような設定がよいのか、個人的な意見にはなりますが参考になれば幸いです。
オファーの価格は利益0円で設定する
これに尽きると思います。しかし、
「利益0円なら売る意味ないじゃん!」
と思われますよね。もちろんその通りです。
しかしこれはあくまで設定だけの話で、実際に利益0円で売りましょうという話ではありません。
オファーの設定価格は、オファーがきたら絶対にその価格で売らないといけないというわけではありません
そもそもなぜオファー価格を設定するのかを今一度思い出してほしいのですが、
・売価以下でも売りたい
・まずはバイヤーにアクションをとらせたい
これらが設定する理由のはずです。
そこから考えると、設定価格は低ければ低いほどオファーはきやすいということになります。
しかし低すぎると冷やかしのようなオファーもきますので、利益0円で設定すればまず損をすることはなくなります。
許容範囲内(利益がでる金額)でオファーがきた場合
オファーの設定金額はあくまで下限ですので、通常オファーが来る際はそれ以上の金額で来ることがほとんどです。
その場合は迷わずオファーを受けましょう。
「もうちょっと高く売りたいな…」と思うこともあるかもしれませんが、前述のとおり売れなければ意味がありません。
少しでも利益が出る金額でしたらさくっとオファーを受けて売りさばいてしまいましょう!
利益が0円でオファーがきた場合
この場合は無理にオファーを受ける必要はありません。
消費税還付だけを狙う場合は受けても良いかもしれませんが、返品のリスクもあるような商材であれば無理に受ける必要はありません。
その場合は逆にこちらからバイヤーに「この価格なら販売するよ」というオファーをだしましょう(カウンターオファー)
利益0円はあくまで設定だけの話で、無理に売る必要はありません
カウンターオファーとは
その名の通り、バイヤーからのオファーに対してこちらから逆にオファーをかけることを指します。
【使い方の例】
100ドルでオファーがきたが、それだと利益がないので120ドルで売りたい場合
バイヤーがそれで納得してくれたら儲けですが、もし断られたとしても利益がない金額で販売することにメリットはありませんので、気にする必要はありません。
お互いが納得する金額で取引するのが基本ですからね
ebay無在庫販売におけるオファーを設定するもうひとつの裏メリット
実は無在庫販売においてはオファー価格を設定するメリットはもうひとつあります。
それは「オファーがきた商材の在庫確認ができる」という点です。
ツール等を使って在庫管理を行っていれば、売れた際に在庫がないということはないと思いますが、在庫管理を行っていない商材が売れた際は在庫がないことも可能性としてはあり得ます。
しかしオファー価格を設定することで、オファーを受けるかどうかを決める前にまず在庫があるか?を確認することができます。
そこでもし在庫がなければ、オファーを受けるどころか出品自体を取り下げることで、出品者都合によるキャンセル(ペナルティの対象)を避けることが可能になります。
ちょっと裏ワザ的な使い方ですが、メリットとしては十分にあります
この裏メリットを生かすためにも、在庫管理を行っていない商材はオファー価格を設定しておくとよいかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。