どうも、年の瀬を前に新しい作業に挑戦中のひろしです。
今回はAmazonの真贋調査についてです。
というのも先日僕のところにも遂にこの真贋調査が来ましたので、
その内容を実際に公開しつつ解説したいと思います。
真贋調査とは
真贋調査とは簡単に言うとAmazonから、
「おたくのこの商品本物?どこから買ったの?証拠だしてくれる?」
というような内容です。
結論からお伝えすると、
証拠(請求書等)を提出できなければ最悪アカウント停止/閉鎖になります。
特に新品に多い傾向があり、僕も新品の商品に対して連絡がありました。
なぜそれが来るのかはいくつかの原因があります。
①購入者からのクレーム
②メーカーからの通報
③Amazonがランダムに連絡
今回の僕の場合は①でした。
ただ正直①の場合はライバルセラーからの嫌がらせも含まれる為、
本当にお客様からの問い合わせかはわかりません。
Amazonはお客様ファーストなので、本当に嫌がらせかは調査せず販売者へ連絡をします。
(正直ここは改善をお願いしたいところですが…)
②については第一段階として商品の販売メーカーから販売者へ
「おたくにうちの商品を販売する許可は出してないけどなんで販売してるのか、
取り下げないとAmazonへ通報するよ」という通知が届きます。
そこで素直に出品を取り下げればよいのですが、
無視していると次はAmazonを通して連絡がきます。
③についてはAmazonでアカウント開設1年以内の方に頻発しており、
主に新規アカウントの方を対象とした試練のようなものです。
こちらは一時的にアカウントは停止されますが、きちんと証明できると解除されます。
ヤフオクやメルカリ等で購入した商品を新品としてAmazonで販売している方も多いので、
そのような方を調査するのが目的という点もあるようです。
この真贋調査、Amazonでせどりを行っているせどらーにはとても恐ろしいものです。
仕入れ先次第では証拠は提出できないので、アカウント停止/閉鎖が濃厚となります。
実際のやり取りの公開
対策について調べてみると色々な方が様々なこと書かれていました。
ですが色々な方が書いている内容と違うところもありましたので、
ここでは実際にやり取りした内容を公開したいと思います。
【1通目】
今回僕は①の購入者からのクレームでしたが、
その場合は「販売許可証」や「改善書の提出」を求められると書いている方がおられましたが、
僕はそのどちらも求められず「請求書等の提示」だけでした。
また今回は「セラーパフォーマンスチーム」から連絡がきています。
内容についても提出しなければアカウント停止/閉鎖ではなく、
商品の出品が停止されたままということですので、
真贋調査の中でも比較的軽い内容のものなのかなと思いました。
(真贋調査に重いも軽いもないとは思いますが…)
最後のこの連絡先ですが、どうやら二つあるようで、
もう一つがかの有名な恐怖の「アカウントスペシャリスト」というところです。
このアカウントスペシャリストが実質的にアカウントの運用状況を決定できる権利を持っているようで、こちらから連絡があると結構よくない状況のようです。
今回のクレームがあった商品はネットショップから仕入れており、
領収書も持っていました。
当然正規品ですので、こちらの初回の対応としては届いたメールの文中に
「出品者様が懸念されている点(競合するAmazonの出品者によるねつ造など)
についてAmazonで調査いたします」とありましたので、
領収書等は添付せず単に調査の依頼をしました。
【2通目】
すると以下のような返事が今度は「アカウントスペシャリスト」から届きました…!
最初はセラーパフォーマンスチームだったのに、次はアカウントスペシャリストに変わっている…!
そして内容をよく見ると、
「情報を送信頂けない場合はアカウントは閉鎖されることがあります」
の文章が…。
これはきちんと対応しないとまずいことなる…。
文中には請求書等の提示とありますが、
ネットショップからの仕入れなので領収書しかなかったのですが、
何もないよりは良いだろうと考えすぐに直近の仕入れ分を添付して送りました。
今思えば最初から領収書を添付してその上で調査を依頼すべきだったかと思います
【3通目】
3通目は以下のような内容でした。
どうやら「過去の商品の販売数分の領収書全部ないと審査開始できないよ」ということのようです。
しかし文章をよく見ると、
必要な情報を送信頂けない場合は「アカウント閉鎖」の文言から「出品が停止」に変わっています。
これは良い傾向かも!と思い、
急いで過去に仕入れた数の領収書を揃えて(枚数が多かったのでメールで)返信をしました。
丁寧かつスピーディーな対応が大事だと思いました
【4通目】
4通目は以下のような内容でした。
これが最後のメールですが、
最終的にはアカウント閉鎖の文言から該当商品の出品の再開の見送りとなりました。
個人的には仕入れ数分の領収書を提出したのですが、
何かが弱かったのか商品は停止・ホールドされたままとなりました。
まあアカウント閉鎖に比べれば数倍マシですので、
今回は何とか回避できて良かったのかなと思っています。
具体的な対策方法
今回真贋調査がきた商品は新品でしたが、
新品の商品は真贋調査がくる確率が高い傾向にあります。
特にアカウント開設1年以内は抜き打ちのテストも受けやすいです。
具体的な対策方法としては
・アカウント開設後1年以内は中古のみを出品・販売する
※中古でも真贋調査がきたという話はありますが、ごくわずかです。
もしそうなってもきちんと誠意をもって対応すれば大ごとにはならないのではと思っています。
・領収書をきちんと保管しておく
※レシートや手書きの領収書はNGです、きちんと印刷した領収書を用意しておきましょう。
こちらを行うだけでも真贋調査に合う確率は下がるでしょうし、
仮に合っても回避できる確率は高くなります。
結論:日頃から対策をしておく
真贋調査はこないに越したことはないのですが、
Amazonで商品を販売し続けていく以上いつかは来るものだと思っておいたほうが良いと思います。
車の運転と同じで「何もないだろう」運転よりも、
「何かあるかもしれない」運転のほうが、
もし本当に何かあった際に対応の仕方が変わります。
僕も今回は全く予想していなかったことですし、特に対策等も考えていませんでした。
しかし自分の身に起きたことで、今後はしっかりと考えないといけないと感じました。
日頃から真贋調査対策をしておけば、いざとなった際に焦らずに対処することができます。
またアカウントスペシャリストといえど、相手は人間です。
こちらが誠意をもって対応をすれば、決して悪いようにはされないと思います。
もし仮に販売証明書を求められた場合、
提示できなくても無視せずきちんと誠意をもって対応すれば、
情状酌量の余地はあるのではないかと思います。
もしAmazonから真贋調査がきても大丈夫なように、日頃からできることは準備しておきましょう。